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機動戦士GUNDAM SEED Revival(設定資料)

<考察>アリスリバ版キラ=ヤマト

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 考察<キラ=ヤマト>

 ※これはアリス個人の考察です。

 キラ=ヤマト。SEED作品全体の中心人物として君臨する最強キャラクター。『スーパーコーディネイター』という特殊設定を持ち、スタートラインからして余人を圧倒的に引き離している。知力、体力、反応速度等など……おおよそ数字で示せる能力であれば圧倒的だろう。華奢な体付きではあるが、白兵戦もある程度以上こなす事が出来る。そもそものステータスが違うから、華奢という表現そのものも当てはまらないのだろうが……。
 さて、ではキラという個人的な性格は一体どの様なものだろう?
 しかし、SEED作品において『キラ』という人格は全く持って重要視されていない。問題になるのは彼自身の『能力』が最優先で『キラの性格』は基本的に後回しにされる傾向がある。

 極論を言えば、この物語において『キラ=ヤマト』という個人は必要なく『スーパーコーディネイター』が居ればいいという状況になっている。
 この状況こそが、彼の最大の不幸だと言えるだろう。


 そもそも『キラ』というキャラクターから『スーパーコーディネイター』という設定を取り払ったらどうなるだろうか。
 本当のその辺に居る、学生であり若者であり市民であったろう。そして彼はそれこそを満喫していたし、過度な野心も持ち合わせていなかったはずだ。
 僕の見たところ、彼が心から幸せだったのはSEED開始前の瞬間までだったのだ。

 しかし、運命は彼をそのままにしてはおかなかった。
 ヘリオポリスでザフトに襲われ、自らの身と周囲の人々を救うため、彼は戦うことを決意していく。
そして、彼自身も気付かなかった秘めた力――スーパーコーディネイターの戦闘能力が発動していく。
 それは当初こそ彼の望んだ、しかし途中から明らかに『扱いきれない、振り回される力』だった。


 「皆を守れる力があるのなら、行使しないのはおかしいだろう」


 そうした視線が、態度がどれほど彼を疲弊させたのだろうか。彼自身は望んで欲した力ではないのに。



 思うに、キラという青年はコミュニケーション能力がそれほど高くは無い。
 人と話す際は常に控えめで、周囲を立て、役に立とうとする。それはおそらく『高すぎる潜在能力』をセーブするためであり、さらに『周囲に目をつけられる』事を防ぐためだろう。
 彼がアスラン=ザラと交友があるのは周知の事実だが、彼らを引き付け合わせたのはその『高すぎる潜在能力』では無いかと思う。出来すぎる力というものは余人にとっては羨ましく、妬みの対象になりうるものだ。それ故にキラは常に能力をセーブしなければならなかったのではないだろうか。
 彼に比肩しうる能力を持つ者が居るとすれば、それは確かにアスランだったろう。ザラ議長の一人息子で、後にはプラントを背負う宿命を持つ、生まれながらに優良遺伝子を求められるコーディネイター。当然、相当な技術と資産がつぎ込まれた筈だ。(アスラン自身、間違いなく優秀な人材であることは疑いない)
 つまり、初めて素の自分を曝け出せた存在――キラにとってアスランとはそうした『得がたい友』だったのである。
 この辺りはアスランも同じであったのかもしれない。だからこそ彼等はあらゆる垣根を越えた『友情』を育むに至ったのではないか。 

 キラ自身、その能力を『役立てたい』としていた筈だ。
 先生の論文を手伝っていたり、またオーブではシステムの構築も手伝っている。そうした行動をみても『自分の居所が欲しかった、少し寂しがり屋の普通の少年』なのだ。


 「生まれた時から全てを決められてしまった――コーディネイターの悲劇」


 実はこれはキラに限った話ではない。それ故に彼は歪んでいったはずだ。
 本当の意味で、自分を見てくれる人は居ない。
 本当の意味で、自分を欲してくれる人は居ない。
 誰もが自分ではなく、『スーパーコーディネイターのキラ=ヤマト』を求めている。
 それが彼にとって侮辱でなくて、なんだと言うのか。
 繰り返して言うが、彼の全ての不幸は『出生』そのものなのである。


 キラは、SEED終了時点で隠遁生活を選択している。
 おそらくは『周囲のエゴ』にこれ以上振り回されたくは無い、ということと『己の封印』というのがその目的だ。
 彼は最新鋭モビルスーツ『フリーダム』を受領、それを持って戦乱を終結に導いた。
 だがそれは本当に彼の願いだったのだろうか?
 平和は、彼が望んでいた。だが、最前線に立ち全てをなぎ払うことを彼は望んでいたろうか?


 彼はフリーダム受領後、再びアークエンジェルの前に立つ。以前のキラとは違う、自信に満ちた眼差しでアークエンジェルの面々を前に、彼はこう言い放った。

 「フリーダムには触れないでください」

 恐ろしいことだが、その頃の彼には確信があったのだ。
 『全人類を敵に回しても、勝つ自信』が。
 だからこそ、そんな台詞が出てくる。フリーダムの能力をフルに引き出せば余裕で勝てる――そして、それは真実となった。
 繰り返して言う。『スーパーコーディネイター』というものが彼の全ての運命を狂わせているのだ。


 だからこそ、『不殺』という行為も出来てしまう。
 戦争状態の中で敢えてコクピットを避けて攻撃する――それは優しさからの行為かもしれない。
 だがそれは『圧倒的優位に立つ』、もしくは立っている人間しか選択しない事柄だ。
 フリーダム受領後の戦闘行為は、彼にとって児戯に過ぎない。ラウ=ル=クルーゼに対しては恐ろしさを感じてはいたが、その程度であった。
 『スーパーコーディネイター』の真の恐ろしさは、正にこの点にある。
 おぞましいほどの情報量を同時に集積し、狂おしいほど正解を弾き出す。究極の人間型コンピューター、そしてそれを縦横に使いこなせる優秀な肉体……その真実をキラは体感で知り、そしてそれを行使すればどうなるか、それすらも悟っていったのだ。


 だが、それは同時に『人としてのキラ』を悉く否定することでもあった。
 だからこそ彼は、あれほど『不殺』に拘り続けたのではないか。せめて生殺与奪だけは己の判断で行ないたいからこそ……。


 彼の望みは『彼の本質』を理解してくれる人と一緒に居ることだ。
 彼の実力を知り、そしてそれを利用するのではなく、分ち合える人と共にあること。その相手にラクス=クラインが選ばれたのは彼女もまた『強すぎる力』を生まれながらに備えさせられた人間であったからかも知れない。


 彼は、人々を或いは嫌悪している。エゴ丸出しの人間を殊に嫌い抜いている。
 だからこそ彼の行動は時に不合理であり、非常識だ。


 彼は最強、故に孤独。
 だからこそ、彼は『フリーダム(自由)の所有者』なのである。

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