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機動戦士GUNDAM SEED Revival(設定資料)

<考察>アリスリバ版ラクス=クライン

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考察<ラクス=クライン>

 ※これはアリス個人の考察です。

 ラクス=クライン。
 SEEDシリーズを通して戦火を終結してきた『戦う歌姫』。
 非合理を通り越して無茶をすることでも有名。つーか最終決戦において敵味方関係なく破壊兵器を破壊するという命令はフツーの指揮官はしません。
 よほどの馬鹿か、はたまた『勝てる自信』が無い限り。
 困ったことにこの世界のパワーバランスはキラとアスランが最強のモビルスーツに乗っただけで簡単に覆る仕様なので、それを知っているラクスの情報収集能力が高いのか。

 こうした点を考えると『情報収集及び分析』において、彼女の右に出る存在は居ない。
 背後にターミナルなる私有組織(主に諜報活動を行なっている?)を所持、おそらくは世界各地の情報を欲しいままに出来る立場にいると思われる。
 その組織がいつから存在するのかは不明だが、シーゲル=クラインの権力によって発生したと考えるのが自然だろう。当時はプラントと大西洋連邦による冷戦構造時代、諜報活動がもっとも活躍したと考えられる時代だ。シーゲルほどの立場なら私有諜報部隊は所持するのが自然だ。
組織にマルキオ導師が存在する事も考えると、母体は宗教関係組織だろうか。
 他にファクトリーと呼ばれるモビルスーツ開発・整備を行なう組織も所有しており、これらの秘密組織は『クライン派』と総称される……らしい。
 第一次汎地球圏大戦(大西洋連邦VSプラント)終結後も組織の維持が行なえた事を見ると、かなりの資産家。あげくにはそうした事情を他者に隠匿することすら可能という組織力も持つ。そりゃ、デュランダルじゃ無くたって嫌がるだろうな。

 さて、組織人としてのラクス=クラインはかなりの優秀さ。
 SEED全体を見てもトップクラスだろう。(そういうことにしないと話が進まない)
 反面、一人の人間として『ラクス=クライン』というキャラクターを見ると、これがまた支離滅裂。感情のままに行動しているように見えてそうでもなく、でもやっぱり感情のままに動いているというシーンまであり、おそらくはSEED全体を通してもここまでややこしい思考回路を持つキャラクターは存在しないだろう。
 基本的には楽天的で、その癖猜疑心が高い。普段の何気ない仕草で他者の心を正確に読み取り、真意を探り出す。その上で楽天的に振舞う。計算高いキャラである。(アスランにキスをせびったりして、アスランの表情の揺れ動きを見ていたりする)
 とはいえ天然系の仕草は別に嫌いではないらしく、アスランから貰ったハロを大事にしていたのは心からの行動だろう。つまり、大人と子供が同居しているようなキャラクターなのである。 


 「……でも、貴方が優しいのは貴方だからでしょう?」


 この台詞はラクスの代表的なもので、この一言に『ラクス』が集約されていると言っていい。それほど、この台詞は深いものがある。
 キラの項でも触れたが、コーディネイターというのは生まれながらに決定される事項がある。
 「どんな能力をブーストするのか」……つまり、どんな人間になるのか、という事だ。
 遺伝子操作にはそれなりのリスクがある。このCE時代でもそれは健在で、コーディネイター同士の婚姻は制限されるという事実があった。(組み合わせによっては出生率が極端に落ちてしまうため)
 と、なれば遺伝子操作は『必要最低限のみ』となるのが自然。ラクスとはいえこの例に漏れることは無いだろう。(キラのようなスーパーコーディネイターは特殊事例)
 この場合ラクスは情動面のブーストをメインで行なわれていたと思われる。判断力や分析力を高めることで、集団の生存率を向上させる――つまり、ラクスとは『生まれながらに司令官になることを約束されたユニット』と考えられる。
 しかし、それはラクスにとってどうだろうか。
 望むと望まざるとに関わらず、ラクスは生まれからして司令官だった。つまり親の言うことに逆らわず、むしろ望むように生きることは最初から決定されていたのである。言い方を代えれば、彼女は『生まれながらの奴隷』に他ならなかったのだ。
 そう考えるとラクスの子供然とした仕草もある程度納得出来る。あれは、シーゲルへの精一杯の反抗だったのではないだろうか。(その証拠にシーゲル死後はその様な事はしなくなっている)

 彼女にとって、世界とは作り物だった。
 全てがコーディネイトされた世界がプラントの理想形。その中心に居たラクスにとって、『優しくされる事』というのは最初からの決定事項にすら思えたのではないだろうか。なまじ分析力や判断力、相手の思考を読む事に長けていれば尚更。

 だから、だからこそ。
 キラ=ヤマトと出会い、彼がコーディネイターであることを知り、さらに彼が本当に慟哭していることを理解し、彼女は唐突に理解したのだ。

 ああ、これが『人間』のあるべき姿なのだと。



 それから、彼女は『人』になろうと努力を開始する。
 キラをターミナルに追跡調査させ、そしてファクトリーと交流のある『ジャンク屋ギルド』の一人にさりげなくキラを監視、救出を行なわせた。(この辺フォローできない)
 そして、彼女は賭けに出た。
 キラに最新鋭モビルスーツ『フリーダム』を託し、あろう事か「好きにさせた」のである。ある程度はキラの行動を読めたからこそとも言えるが、それは彼女にとって賭けに違いなかった筈だ。
 にも関わらず、彼女はその行動を取った。それは「仲間を救いたい」というキラの心を汲んだからでもあり、もう一つは『託したかった』からではないのだろうか。
 この『作り物だらけ』の世界を、『人』=キラに。
 つまり、彼女はこの段階において世界をどうこうしようと考えては居なかった(!)
 それどころか思い切り明後日の方向に放り投げたのである。


 「アスラン=ザラ。貴方の守りたいものは何ですか?」


 重ねて言う。ラクス=クラインは『プラントを守ろう』としていない。それどころか『破壊するため』に動いている節すらある。
 それは、プラントというものが彼女の牢獄であったからに他ならない。
 その牢獄を守ろうとするアスランに対する辛らつな一言が上記のものだ。
 言い換えると「貴方は私と国のどっちを取るの!?」だろうか。
 僕としても視聴時は限りなく意味不明だったが、これなら意味が通る。(ホントカヨ)
 結局アスランはどっちも取れず、逃げ出す事になる。

 そしてラクスは、全ての実力を解放して両陣営を崩壊に導く。目的はたった一つ。
 キラの望む「平和な世界」を現出させること――。
 それは彼女の考え出した、彼女の考えによる、彼女本来ののびのびとした行動。
 この破天荒な思考回路、そしてそれらを可能にしてしまった稀有のコーディネイター。
 子供の心に無敵の能力。これが、ラクス=クラインの紛れも無い本質である。 


 「平和を守るためなら、戦っても良いのです」


 さて、色々あって隠匿生活を満喫していたラクスだが、世間(デュランダル)はそんなラクスを良しとしなかった。
 なにせ力はある、その上で何をしでかすか解らない。ラクスの危険度はその危険性を知るものであればブッチギリなのである。当時のラクスは心から隠匿生活を楽しんでおり、野心どころか食欲すらなかったのだが(体重が大きく減ってた)、キラが再びフリーダムで飛び立てるようにはしておいた。目的は、本当に大したことは無い。『いつでもキラの好きなようにさせてあげます』という、彼女なりの嫁としての心得(!)だったのだろう。
 かくてキラは再び自由の人となり、ラクスは――どれほど情勢が悪化しようと――キラの好きなようにさせた。本当に好きなようにさせたのである。
 或いは、彼女は見たかったのだろう。キラのような人々が作り出す世界を。作り物ではない、人本来の美しい世界を。だからこそ彼女は周囲に居る人々の心を特に大事にし、そして『作り物』に対しては嫌悪感情をぶつけていった。後にミーア=キャンベルとは和解したが、ミーアを見たときの嫌そうな顔はそうした思いをぶつけていたのではないか。
 だからこそラクスはデュランダルの提唱する『デスティニープラン』に猛反対した。
 それが平和への道だろうと、彼女には許すことが出来なかった。システムが暴走すれば、それは優良人種が政権を取り、劣等種排斥運動になってしまう――そういう警鐘が働いたのかもしれない。
 或いは、牢獄を再び現出させたくなかったのかもしれない。
 ともかく、彼女は再びプラントへの再侵攻を選択したのである。

 彼女の特性は、基本的に『備え』を怠らない。
 あらゆる情報をどんな状況でも収集し、有事に備える。それは政治家としてみれば屈指の能力だ。
 しかし、彼女は殆どの場合で指揮を取らない。
 基本的な指示は各個人に任せ、自分は座すだけ。
 自分の役目はそれ以前の準備にあると言わんばかりだ。(事実、それが一番大変なのだが)
 彼女に、思想は殆ど無い。閉塞空間のリーダーになるものに、固有の思想は必要が無いからかも知れない。
 リバで彼女が『歌姫の騎士団』ピースガーディアンを組織したのは、思想的な意味合いではない。
 世界を平和にするためでもない。
 全世界を敵に回しても、キラを守るためである。
 国も、世界も彼女にとっては重要ではない。キラが世界を守りたいから、守っているのだ。 
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~ Comment ~

いいですね。 

shisu5341と申します。主に知恵袋においてコズミック・イラ、特にラクス・クラインに関する考察を行なっています。

それにしても、驚きました。失礼ながら、revivalをお書きになっていた方が、このレベルの考察を可能としていたとは思いもしなかったのです。正直申しますと、私はrevivalという企画があまり好きではなく、読むのも途中で止めてしまったくらいなのですが、その1つとして滅茶苦茶な人物考察がありました。

ただ、こちらの考察を見る限り、まだまだrevivalは生きているのかな、と思います。正直な話、貴殿の考察は私がこれまでに見たラクス・クライン論の中でもかなり高いレベルにあると感じます(特に前半部)。正直、拍手モノです。

ちなみにこの企画は、今後も続けられるのですか?

Re: いいですね。 

気合と根性と時間と育児ストレスとその他もろもろが上手くかちあえば、

こ……更新します(滝汗





> shisu5341と申します。主に知恵袋においてコズミック・イラ、特にラクス・クラインに関する考察を行なっています。
>
> それにしても、驚きました。失礼ながら、revivalをお書きになっていた方が、このレベルの考察を可能としていたとは思いもしなかったのです。正直申しますと、私はrevivalという企画があまり好きではなく、読むのも途中で止めてしまったくらいなのですが、その1つとして滅茶苦茶な人物考察がありました。
>
> ただ、こちらの考察を見る限り、まだまだrevivalは生きているのかな、と思います。正直な話、貴殿の考察は私がこれまでに見たラクス・クライン論の中でもかなり高いレベルにあると感じます(特に前半部)。正直、拍手モノです。
>
> ちなみにこの企画は、今後も続けられるのですか?

それは楽しみです 

気長に待つことにします(^^)

そういえば、上のラクス・クライン像は貴殿がお書きになられたので?

Re: それは楽しみです 

いいえ。
今は無き本サイト絵板に投稿して頂いていた、応援者さんという方のイラストです。
埋もれさせるにはもったいないと考え、使わせてもらいました。



応援者さん、見てくれてるのかなぁ…。

気長に待つことにします(^^)
>
> そういえば、上のラクス・クライン像は貴殿がお書きになられたので?

ラクス・クライン 

そうでしたか。
私なりの見方からするとですが、なんというか、ラクス・クラインの本質がよく現れているな、と感じます。特に口元。次に目元ですかね。
機会があれば、通りすがりの者が絶賛していたとお伝えください。

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